源田壮亮・今宮健太の守備を少年野球に活かす方法

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WBC2026の侍ジャパンに選ばれた源田壮亮選手(西武)は、日本プロ野球を代表するショートストップ。

「源田たまらん」と称される超一流の守備は、少年野球から続く地道な積み重ねによって生まれています。

そしてもう一人、ゴールデングラブ賞5回・パ・リーグ遊撃手最多出場記録保持者の今宮健太選手(ソフトバンク)も、少年野球での経験が守備の土台になっています。

この2人の守備の極意を少年野球に活かすポイントをまとめました。

源田壮亮の幼少期|野球ではなく「ソフトボール」から始まった

源田壮亮選手は1993年2月11日、沖縄県出身(大分市育ち)。

驚くべきことに、小学校時代は軟式野球ではなくソフトボールをメインにやっていました

「僕が住んでいた地域は、ほぼほぼ少年野球がなくて、ソフトボールがいっぱいある地域でした。

兄と一緒にソフトボールチームに入ったのが始まりでした」と源田選手自身が語っています。

中学3年生の最後の大会では身長150cm台と小柄で、パワーでは周りに勝てなかった源田少年。

「体の大きい人にはパワーではどうしても勝てないため、どうすれば試合に出ることができるか考えて、セーフティーバントをしたり、守備を頑張っていました」と振り返っています。

この「自分の武器を守備に見出す」姿勢が、プロ入り後の守備名手への道を開きました。

大分商業高校、愛知学院大学、トヨタ自動車を経て2016年のドラフトで西武ライオンズから3位指名。

プロ1年目から新人王を獲得し、2017年から2020年まで4年連続でリーグ最高のUZR(守備指標)を記録するという圧倒的な守備力を誇ります。

源田壮亮が語る少年時代のソフトボールが守備に活きた理由

源田選手はソフトボール出身について、「ソフトボールは小学生の硬式野球や軟式野球と比べて塁間が短い。

だから守備ではボールをとったらすぐに投げないとセーフになってしまう。

ボールは軟式よりも硬式ボールの跳ね方に近い。

野球の技術を身につけるという意味では、ソフトボールは決して不利ではない。意外といいと思います」と語っています。

これは少年野球の保護者や指導者にとっても参考になる視点です。

ポジションにこだわらず、塁間の短いソフトボールや様々な球技で「素早くとって素早く投げる」感覚を磨くことは、内野守備の基礎づくりに大きく役立ちます。

源田守備の3大ポイントと少年野球への応用

「源田たまらん」と言われる守備には、明確な技術的特徴があります。

少年野球でも意識したい3つのポイントを解説します。

①グローブを叩かない・シンプルな出し方

源田選手の守備の最大の特徴のひとつが、打球を追うときにグローブを振らず、捕球前にグローブをポンと叩かないことです。

グローブを叩く動作があると、速い打球への対応が一瞬遅れます。

捕球から素早く送球につなぐためには、グローブをシンプルに出して下から上へ使う意識が重要です。

少年野球で最初からこの習慣をつけることで、将来大きな差が生まれます。

②捕球から胸への引き込みが速い

源田選手は捕球した後、グローブを素早く胸に引き込みます。

これにより握り替えが速くなり、送球まで一連の流れがスムーズになります。

捕ってから「持ち替えて投げる」という2段階の動作を意識するより、「捕りながら投げる準備をする」という感覚で練習すると上達が早いです。

③ゲッツーの際に横移動しながら捕る

源田選手のゲッツー処理は、打球に合わせて横に動きながら捕球するため動きが止まりません。

少年野球でよく見られる「止まって捕ってから走る」ではなく、「動きながら捕る」習慣を養うことが、ゲッツーなどの素早いプレーにつながります。

今宮健太の少年野球時代|父が監督のチームで野球を始めた

今宮健太選手は1991年7月15日、大分県別府市生まれ。

小学1年生のとき、父親が監督を務める軟式野球チームで野球を始めました

父が監督というアットホームな環境の中で野球の基礎を習得し、明豊中学校では「第23回全日本少年軟式野球大会」にエースとして出場するほどのレベルに成長しています。

明豊高校では投手と遊撃手の二刀流として活躍し、3度の甲子園出場。

1年生から遊撃手のレギュラーとして出場し、投手としては甲子園で154kmを投げる強肩を誇りました。

この強肩がプロ入り後の「三遊間深い位置からの送球」という最大の武器になっています。

2009年ドラフト1位でソフトバンクに入団。

2013年から5年連続ゴールデングラブ賞を受賞し、パ・リーグの遊撃手最多出場記録を樹立する現役最高クラスのショートストップです。

今宮健太の守備の極意と少年野球への応用

今宮選手は子どもたちへの野球教室でこんな言葉を残しています。

卵を強く捕ると割れるじゃないですか。卵を割らないように捕るということが1番かな」。

打球を柔らかく受け止める感覚は、少年野球の守備上達の核心をついた言葉です。

①プレジャンプで一歩目を速くする

今宮選手の守備で注目されるのが、打球への反応前に小さくかかとを浮かせる「プレジャンプ」の習慣です。

かかとをベタっと地面につけた状態では最初の一歩が出にくいですが、プレジャンプをすることで打球への反応が格段に速くなります。

少年野球でも守備につく前に意識させたいポイントです。

②バウンドに合わせた足の運び

今宮選手のスローモーション映像を見ると、ゴロのバウンドに合わせて右足を大きく踏み出してから捕球体勢に入っていることがわかります。

捕球が苦手な選手はグローブの使い方より先に、足の運び方が問題であることが多いです。

バウンドに合わせた足の踏み込みができているかを確認することが上達への近道です。

③ノックを大量に受けてバウンドの感覚を養う

今宮選手は守備上達の方法として「ノックをたくさん受けて、このバウンドはここに行けば取れるという感覚を養うことが大事」と語っています。

少年野球の練習でノックを繰り返すことは、地味に見えて最も確実な守備上達の方法です。

打球の種類・コースによってどこで合わせるかの感覚は、反復練習でしか身につかないものです。

④素手キャッチで正確な捕球感覚を養う

今宮選手が実践している練習のひとつに、小さなグローブや素手でのキャッチがあります。

グローブの芯でボールを捉える感覚は、グローブを使った練習だけでは鍛えにくい部分です。

テニスボールやゴムボールを使ったキャッチボールも同様の効果があり、少年野球でも取り入れやすい方法です。

源田・今宮に共通する「少年野球で培った守備の基礎」

源田選手と今宮選手の守備を比較すると、少年野球時代から共通して大切にしてきたことが見えてきます。

まず「キャッチボールを大切にする」こと。

今宮選手は「キャッチボールができないと、のちのち、色々捕って投げるというのができない。

内野手も捕って投げるが完成形」と語っており、守備の基本がキャッチボールにあることを強調しています。

次に「自分の弱点を守備でカバーする努力」。

源田選手は小柄でパワーがない分、守備を武器にしようと徹底的に磨きました。

そして「試合での状況判断力を高める」こと。

今宮選手は守備位置に着いたら全体を見渡し、ピッチャーキャッチャー・バッターによって守備位置を変えます。

少年野球のうちから「なぜここに立つのか」を考えながら守る習慣が、長期的な守備力の向上につながります。

WBC2026での2人のショートに注目

WBC2026(2026年3月5日開幕)では、源田壮亮選手が侍ジャパンのショートとして守備の要を担います。

「源田の1ミリ」と呼ばれたWBC2023準決勝のプレーは世界中を驚かせましたが、あの守備の裏には少年時代のソフトボールから積み重ねた地道な基礎があります。

試合でその守備に注目しながら、少年野球でのお子さんの守備練習に活かしてみてください。

まとめ

源田壮亮選手はソフトボール出身、今宮健太選手は父が監督のチームという、一見すると珍しいスタートを経てプロ野球の守備名手に成長しています。

2人に共通するのは「体が小さくてもできる守備を武器にする」「反復練習でバウンド感覚を磨く」「柔らかい捕球を意識する」という少年野球でも今すぐ実践できる原則です。

WBC2026で躍動する2人のショートを見ながら、子どもたちの守備練習のヒントにしていただければ幸いです。

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